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甲斐耕輔選手 競泳界の川内優輝選手!2足の草鞋を履く営業マン! [競泳]

□2018.11.3

スイミング・マガジンの牧野豊さんの記事を読んで、甲斐耕輔選手を知りました。

甲斐耕輔選手は、競泳界の川内優輝選手です。

北海道のリゾートホテルの営業マンと仕事をしながら、競泳を続けており、今年2018の社会人選手権100m自由形で2位になりました。

甲斐耕輔選手の言葉は、一般のスイマーにも役立つ金言に溢れています。

目次
競泳界の川内優輝選手
高校時代のベスト記録は54秒21
大学時代のベスト記録は51秒05
社会人3年目のベスト記録は49秒45
練習環境
意識改革!練習改革!


競泳界の川内優輝選手
川内優輝選手は、大学卒業後実業団には所属せず、埼玉県職員として勤務しながら、市民ランナーとして活躍する日本を代表するマラソン選手です。

来年4月からはプロに転向することを表明していますが、学習院大学卒業後10年近く、市民ランナーとして活躍しています。

甲斐耕輔選手も、山梨学院大学卒業後、営業マンとして仕事をしながら水泳を続けている市民スイマーです。

川内優輝と違うのは、甲斐耕輔選手は、高校時代も大学時代も殆ど無名の選手だったことです。

高校時代のベスト記録は54秒21
高校3年生で迎えた2011年盛岡インターハイ、男子100m自由形予選、記録は自己ベストの54秒21、順位は44人中41でした。

インターハイといっても、全国ではなく県予選でした。

大学時代のベスト記録は51秒05
山梨学院大学に進学しますが、正式な部員になるための標準記録には届いておらず、水泳部には一般生として入部、6月にようやく正部員になれました。

大学4年生で迎えた最後のインカレ、記録は自己ベストの51秒05でした。

社会人3年目のベスト記録は49秒45
高校3年生時のベスト記録54秒21から7年後、今年2018、社会人選手権(新潟・延岡)100m自由形決勝、49秒45で2位でした。

3年連続で日本選手権に出場し、100m自由形では、社会人選手権で一気に自己ベストを更新する泳ぎでした。

練習環境
社会人になれば練習時間は当然短くなり制約されます。

川内優輝選手は、週末の休日は毎週のようにフルマラソンに出場、フルマラソンに出場するのが練習方法でした。

甲斐耕輔選手はどのような練習をしているのでしょうか。

仕事は午前9時から18時まで、練習場所としている市民プールには、勤務先から車で1時間以上かかります。

練習は週4~5回、水中練習は30分前後、長い時でも45分、短ければ25mダッシュ1本で終わることもあるといいます。

3000~4000m泳ごうとすると、1回はできても、社会人としては同じ量を継続してこなすことができないし、距離を泳ぐことが目的になってしまうといいます。

意識改革!練習改革!
甲斐耕輔選手は質を重視し、マックスは200mまでと決め、その中で集中して毎回全力を出しきる練習をするそうです。

甲斐耕輔選手は、高校までは水中練習さえすれば速くなると思っていましたが、山梨学院大学では懸垂やドライランド(陸トレ)を含め、陸トレが泳ぎに生きることを学び、それが一人で練習している今でも、すごく役に立っているといいます。

記録が伸びているのは、言葉にするのは難しいが、自分で考えて身体の使い方を追求しているからだといいます。

私たち一般スイマーにも参考になる金言に溢れています。


大学卒業まで、全国大会の決勝にすら進出できなかった選手が、社会人になって仕事優先の生活を送りながら、100m自由形の自己ベストを1秒60も更新し、日本代表がうっすらとうかがえる49秒45まできています。

大学4年時の日本ランクは60位、それから34位、25位と1年ごとにステップアップ、2018年は一気に7位にまで浮上しました。

甲斐耕輔選手は、今後も現在の生活を続けながら、北海道の選手として48秒台を目指していきたいといいます。

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