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池江璃花子選手対サラ・ショーストロム選手 もう一段のパワーアップで差が埋まる!  [2019競泳]

□2019.1.31

池江璃花子選手の目標は、200mバタフライ世界記録保持者・サラ・ショーストロム選手です。

2人のタイム差は0秒60、池江璃花子選手のベストは56秒08、サラ・ショーストロム選手は55秒48です。

この差をどう縮めるか、日本水泳連盟科学委員で日大文理学部の野口智博教授(52)の分析(産経ニュース)を拝読しました。

目次
2人の泳ぎを比較
ピッチの差が距離の差
サラ・ショーストロム選手との差を埋めるには
ドルフィンキックの差
改善への近道


2人の泳ぎを比較
サラ・ショーストロム選手は、多くの時間を体幹強化に割きます。

徹底的に体を鍛え、迫力満点の水しぶきをあげ、パワーで泳ぎ切ります。

池江璃花子選手は、肩甲骨が柔軟性なので、ひとかきで水を引っ張る力が格段に長く、水しぶきがほとんど目立ちません。

野口智博教授は、力のサラ・ショーストロム選手、技の池江璃花子選手と分析します。

ピッチの差が距離の差
野口智博教授は、ピッチ(1ストロークにかかる時間)の差に注目しています。

後半50mのピッチは、サラ・ショーストロム選手が1秒083、池江璃花子選手は1秒33、0秒05差あります。

1ストロークにかかる時間差が、距離の差になります。

サラ・ショーストロム選手との差を埋めるには
池江璃花子選手は、1ストロークで長い距離を稼げるため、ストローク数はサラ・ショーストロム選手より少ないです。

ストローク数の少ない、往年の北島康介さんの泳ぎと同じです。

野口智博教授は、もう1ないし2ストローク多くすることで、池江璃花子選手は、タイム差0秒60を埋められるといいます。

テンポを速くするためには、筋力をつけ、もう一段のパワーアップが必要といいます。

ドルフィンキックの差
元五輪代表コーチで、日本水連常務理事の設楽義信さんも、スタート時の水中動作(ドルフィンキック)で、サラ・ショーストロム選手に差をつけられていると指摘します。

もう一段階、強いキックが打てるようになれば、良い色のメダルが見えてくると語っています。

改善への近道
改善への近道は、池江璃花子選手自身もよくわかっています。

テンポトレーナーを使って、後半ピッチが落ちるのを防ぐ練習している、豪州合宿中の池江璃花子選手が紹介されていました。

スパートで力強く水をかくため、もう一段の全身の筋力アップを目指して、過酷なトレーニングに励んでいます。

野口智博教授は、世界新は意外に遠くないと語っています。


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