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幌村尚選手 日本選手権2020(東京五輪選考会)にかける思い! [2019競泳]

□2019.6.20

昨年2018彗星のごとくあらわれたのが幌村尚選手でした。

日本選手権2018、坂井聖人選手、瀬戸大也選手を抑えて、男子200mバタフライを制したのは、無名の幌村尚選手でした。

タイムも1分53秒79の好タイムでした。

しかし、今年2019は、日本選手権2019は3位(1分56秒15)、ジャパンオープン2019は8位(1分58秒00)、自己ベストには遠く及ばず、日本代表には届きませんでした。

「この1年は重要。淡々と準備するだけ」水泳選手・幌村尚が遂げた成長の証(Tarzan No.764)と題し、幌村尚選手のプロフィールが紹介されています。

幌村尚選手は高校を卒業し早稲田大学に進学するまで、練習は一般会員と共用の小さな25mプール(水深90㎝)でした。

幌村尚選手のために1コースを空けてもらっていましたが、練習時間は1時間30分に限られていました。

スタートの飛込練習は、水深が浅いのでもちろんできませんし、バタフライで腕を横に広げると、左右のコースロープにからはみ出してしまいます。

そんななかで、幌村尚選手は、どうすれば速くなれるか考え、ひたすら技術を磨いたそうです。

きれいな泳ぎを意識し、1回のストロークで距離を伸ばせるように、プルとキックのタイミングを少しずらすようにしているようです。

教科書的には正しいかどうかわからないがと前置きしたうえで、プルとキックを同時にすると推進力が1回しか得られないが、ずらすとプルとキックで2回推進力が得られると、幌村尚選手は説明しています。

バタフライをやってみると、これは技術的に大変難しいことがわかります。

幌村尚選手は、高校を卒業して早稲田大学に進学しますが、練習時間が1時間30分から、一気に4時間に増え、当初は大学の練習についていけなかったといいます。

半年くらいすると、どうにかこなせるようになり、それに合わせるようにタイムも伸びていき、日本選手権2018の結果につながりました。

五輪は小学校からの夢でしたが、現実的に捉えられたのは高校3年のとき、リオ五輪2016の選考会で3位に入ってからでした。

肩の痛みがなかなかとれず、不本意な日本選手権2019、ジャパンオープン2019でしたが、幌村尚選手は、「今は、できることをひとつひとつやって、淡々と準備をするだけです。東京のために、この1年は重要になると思います」と、気持ちを新たに語ってくれました。


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