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池江璃花子(ルネサンス亀戸) 5冠を支えるコーチは?5冠の裏にみえる課題!追記・世界選手権2017で見えた課題! [競泳]

□2017.4.17/□2017.5.19更新/□2017.7.30更新

競泳日本選手権2017で、女子選手で史上初5冠を達成した池江璃花子選手は、ルネサンス亀戸所属です。
池江璃花子選手の5冠を支えたコーチは誰なんでしょう。
女子史上初5冠と大きな話題になっていますが、池江璃花子選手は、今大会での日本記録更新はなく、どの種目も最後の10メートルで失速してしまい、いまひとつ盛り上がりに欠ける内容でした。
5冠の裏にみえる課題はないのでしょうか。


小見出し
ルネサンスとは?
5冠を支えるコーチとの出会い?
ルネサンス競泳チームヘッドコーチ・村上二美也
5冠の裏にみえる課題・明は?
5冠の裏にみえる課題・暗は?
まとめ
追記1・世界選手権2017で見えた課題!


ルネサンスとは?

池江璃花子選手が所属するルネサンスは、東京都内に拠点を置くスポーツクラブで、業界第3位です。

池江璃花子選手は、東京都江東区にある、ルネサンス亀戸に所属しています。

ルネサンス競泳部門に所属する、水泳界で活躍する選手は、池江璃花子選手の他に、ルネサンス幕張に所属する持田早智選手がいます。


5冠を支えるコーチとの出会い?

池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)は、兄と姉の影響で、4歳から水泳を始めています。

小学6年で、全国優勝するまでは、東京ドルフィンクラブに所属し、清水桂コーチの指導を受けていました。

清水桂コーチは、池江璃花子選手の才能を見抜き、もっと上を目指すために移籍を勧めてくれました。

いくつものスイミングクラブを見学し、最終的に決めたのはルネサンス亀戸でした。

ルネサンスで、ルネサンス競泳チームヘッドコーチ・村上二美也さんと出会います。


ルネサンス競泳チームヘッドコーチ・村上二美也

村上二美也コーチは、秋田県出身で、甲子園を目指す高校球児でした。

卒業と同時に上京し、スポーツ指導者を目指し専門学校へ進学します。

村上二美也コーチは、水泳経験がありません。

スポーツ指導者としては、決して順風満帆ではなく、波乱万丈の指導者人生を歩むなかで、村上二美也コーチが、トップスイマーに求めるものは、人間力の向上です。

村上二美也コーチは、「水泳を通して人間的にも成長してもらいたい、社会に出たときの方が、時間が長いですから。挨拶ができない、言葉遣いが悪い、そんなトップはいません」と言います。


5冠の裏にみえる課題・明は?

池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)は、村上二美也コーチの「人間力向上なくして、競技力向上なし」の言葉を胸に、世界トップスイマーに向けて、心身ともに成長中です。

「上半身に比べて足が弱い。まだまだやっていないことがいっぱいなんですよ」と、村上二美也コーチは、今後の課題を挙げています。

課題があるということは、伸びしろがあるということで、5冠の裏にみえる明の部分かと思います。

日本水泳連盟の青木剛会長も、今大会・競泳日本選手権2017での、池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)の活躍を見て、5冠の裏にみえる明の部分を指摘しています。

青木剛会長は、「どの種目でも成長して、自己ベストに近いタイムで泳げるようになった分、体にかかる負担も増えた。今回は特に連戦だったことも記録に影響した。これは体力さえ追いつけば解決する」と指摘しています。

図らずも、青木剛会長も村上二美也コーチも、池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)の肉体改造の必要性を指摘しています。


5冠の裏にみえる課題・暗は?

5冠の裏にみえる課題は、どうも体力面にあるようです。

2017.4.16アスリートの魂で取り上げられていた、ドイツリーグで活躍する原口元気選手も、今の池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)が抱える体力面の強化を痛感することがあり、徹底的に肉体改造に取り組んだそうです。

筑波大学の先生の指導の下、科学的なトレーニングと、フードマイスターの資格をもつ奥さんの食事管理で、フィジカルを強化していきました。

池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)が、もう1歩高みを目指すためには、陸上での科学的トレーニングと、食事の管理が不可欠のように思います。

課題の明の部分は、克服できなければ、課題の暗になってしまいます。

もうひとつ懸念される暗があります。

それは、池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)に続く選手が育ってきていないことです。

池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)が制した5種目ですが、2位の選手は、いずれも派遣標準記録をクリアできず、世界選手権の代表権を獲得できませんでした。

池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)を脅かす選手がいないのです。

青木剛会長は、「ここのところ何回かの五輪は、前回も出た経験者は3分の1で、残りの3分の2は新しい選手。そうじゃないと、限界に来ている選手は、なかなか今のレベルを超えられない」と言います。


まとめ

リオ五輪選手選考を兼ねた、昨年の競泳日本選手権2016は、五輪派遣標準記録を突破して、次々と代表入りしていく中高校生に注目が集まり、大変盛り上がりました。

今年の競泳日本選手権2017は、残念ながら、昨年のような盛り上がりがありませんでした。

たくさんの選手に、経験を積ませたいという日本水連の意向もあり、世界選手権に向けての派遣標準記録は、低めに設定されていました。

それでも、池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)が制した5種目で、2位の選手は、いずれも派遣標準記録をクリアできなかったのです。

池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)の5冠の裏にみえる課題は、日本水泳界の課題でもあります。3年後の東京五輪に向けて、待ったなしの強化策が求められます。


追記1・世界選手権2017で見えた課題!

競泳世界選手権2017に向けて、池江璃花子選手(ルネサンス亀戸)を取り上げたかったのですが、苦戦が予想されたため、あえて取り上げませんでした。

池江璃花子選手を追っかけしている競泳ファンであれば、今回の苦戦はある程度予想されたことでした。

池江璃花子選手が苦しんでいることもわかっていました。

理由は、ふたつあります。

ひとつは、リオ五輪以来、記録が伸び悩んでいること、世界選手権代表選考をかねた日本選手権2017で、5冠を達成したものの、自己ベストを更新できた種目がありませんでした。

今季世界ベスト10に入る記録がなかったのです。

ふたつめは、池江璃花子選手にとって、初戦となるメダルに一番近い種目・100mバタフライで、メダルに届かなかったことでした。

村上二美也コーチは、競泳世界選手権2017に臨むにあたり、とにかくメダルを取らせてあげたい、スランプを抜け出すきっかけをつくってあげたいと話してみえました。

しかし、残念ながら、予想が的中してしまった結果になってしまいました。

池江璃花子選手の最後の種目になった、日本新記録で4位入賞を果たした混合4×100mフリーリレー後、池江璃花子選手は、「今回は課題がたくさん見つかった試合だった。直すところも明確に出ていますし、悔しかった気持ちを(今後に)どうつなげられるかという方向性も見えている。今後その課題を克服しつつ、強化に励んでいきたい」と、インタビューに答えています。

村上二美也コーチとともに、ルネサンス亀戸で、明確になった課題を克服し、さらに成長した姿を見せてくれることを期待しています。

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タグ:池江璃花子
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