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打越雄允 元高校トップランナーの現在は? 留学先の大学で東京五輪を目指す!

□2017.8.27

ナイキオレゴンプロジェクトの大迫傑選手を調べるなかで、都大路を走る高校生ランナーたちが目指すのは、まだまだ少数ですが、箱根駅伝だけではないことがわかってきました。
打越雄允選手は、米国の大学への留学を決意し、浪人生活を経て、ボイシ州立大学(アイダホ州)に進み、現在は、留学先の大学で陸上に打ち込んでいます。

小見出し
打越雄允(うちこしゆうすけ)選手プロフィール
打越雄允選手の現在
箱根駅伝ではなく米国留学を決意した理由
苦労してつかんだ米国留学

打越雄允(うちこしゆうすけ)選手プロフィール

打越雄允選手は、1994.8.11生まれ埼玉県さいたま市出身の陸上・中距離選手です。

さいたま市立与野西中学校の3年生の時、全日本中学陸上選手権1500mで優勝し、國學院久我山高校に進み、2年生の時、全国高校総体1500mで2位という記録を持つ、元高校トップランナーです。

現在は、米国ボイシ州立大学(アイダホ州)の3年生です。

お父さんは、1993年世界選手権マラソンで、5位入賞の打越忠夫さんです。


打越雄允選手の現在

2017.6に行われた陸上日本選手権、男子3000m障害決勝のスタートラインに立っていたのは、日本ではなじみのないユニホーム姿の打越雄允選手でした。

オレンジのランニングシャツに青い馬のロゴユニフォームは、米国ボイシ州立大学(アイダホ州)陸上部です。

4年ぶりの国内レースに臨んだ元高校トップランナー・打越雄允選手は、8位と振るいませんでしたが、現在、打越雄允選手は、米国の大学11校が競うマウンテン・ウエスト・カンファレンス(MWC)のクロスカントリー(8キロ)、3000メートル障害を制し、カンファレンス2冠を達成しています。


箱根駅伝ではなく米国留学を決意した理由

打越雄允選手は、もともと海外志向だったわけではなかったようで、最初は憧れみたいなものだったようです。

しかし、自信をもって臨んだ世界ユース3000m決勝で、トップから30秒以上離されてしまい、大きなショックと同時に、レベルの高い環境で戦いたいという気持ちが高まっていったといいます。

打越雄允選手には、自分のたたかうフィールドは1500m、5000m、駅伝は自分の種目ではないという気持ちもあったようです。


苦労してつかんだ米国留学

米国留学を決意するものの、陸上しか頭になかった高校時代、問題は学校の成績でした。

3年生の時、日本選手権1500mで記録した、3分46秒74のタイムはアピール材料でしたが、英語の「TOEFL」と共通テスト「SAT」のスコアが、米国留学に立ちはだかる大きな壁でした。

高校卒業後1年間、「TOEFL」と「SAT」に懸命に取り組んだようですが、日本のセンター試験にあたる、米国の大学進学希望者も受験する共通テスト「SAT」は、必要なスコアには到底及びませんでした。

何とか「SAT」が免除になる方法はないだろうかと調べていたら、編入という選択肢を見つけました。

日本の大学に入いり大学の成績がよければ、編入が可能だとわかり、打越雄允選手は、まず日本の大学に入り、編入で米国留学を目指すことを決意します。

高校卒業から2年以上経た2015年冬、2年次への編入という形で、ようやく米国行きの切符をつかんだのです。

苦労に苦労を重ねてつかんだ米国留学でした。

3年次への編入という形での留学でしたので、現在3年生の打越雄允選手に残された期間は、後1年間です。

打越雄允選手は、現在、米国の大会で好成績を残し、プロとなり、東京五輪中距離を目指す青写真を描き、日々練習と学業に取り組んでいます。


日本の大学を卒業してからではなく、留学先の大学から世界を目指す高校生ランナーが、少しずつ増えているようです。
手越雄允選手の世代が、多分先駆者的な役割を果たすのではないかと思います。
結果如何ですが、元高校トップランナー・打越雄允選手の挑戦が、後輩たちに道を拓くことになりそうです。

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