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東京辰巳国際水泳場 誰もが目指すスイマーの聖地!記録が出やすい! [2019競泳]

□2019.1.16

2020東京五輪競泳は、工事が進んでいる「オリンピックアクアティクスセンター」で開催されます。

スイマーの誰もが目指した聖地・東京辰巳国際水泳場は、改修工事に入りました。

アプリ限定スポーツナビで、その東京辰巳国際水泳場の魅力を、副館長・中村勝さんが伝えています。

塩素臭がしない
何度か訪れていますが、東京辰巳国際水泳場は1993年にオープン、25年の歳月が経っているとは思えないほどきれいな施設です。

塩素臭が殆どないでしょうと中村勝さんはいいます。

水温が高いと塩素臭が強くなり、選手や観客のモチベーションに関わってきますし、水温は、選手のパフォーマンスにも大きく影響します。

一般の公共プールは、水温は30°C、室温32°Cですが、辰巳は水温27~28℃、室温30℃と、水温、室温とも低めに管理されています。

私の市民スイマー仲間も、今日は水温が高い、泳ぎにくいと、よくこぼしています。

競泳選手は、1℃未満のちょっとした温度差でも、今日は温度が高いと気づくそうです。


透明度が高い
水質を最大限に高めるため、辰巳のプールには、見たらびっくりするくらい大きなろ過機が、メインプールだけでも8つ設置されているそうです。

一般的な学校プールは、小さなろ過機ひとつで水質が管理されているようです。

辰巳の一番の特徴は、水の透明度が高いことです。

水質がよいと透明度も高く、照明からの光がよく通り水中が明るくなります。

水中が明るいと、泳ぐ際の気持ちが全く違ってくるといいます。

記録のでるコース
陸上競技の向かい風のように、競泳では波の影響が、選手の記録を左右します。

競泳用のロープは、選手の泳ぎで発生する波を軽減する波消しの機能を持っています。

プールの側面で波が返ってしまうのを防ぐため、水面とプールサイドの床が、ほぼ同じ高さになっています。

プールの水深も、浮力を変化させるため、選手のスピードに影響します。

辰巳では、プールの床が動く、可動床を導入しています。

工事が進んでいるオリンピックアクアティクスセンターは水深3m、可動式ではありません。

私が利用しているのはフィットネスクラブのプールですが、一応水面とプールサイドの床は、ほぼ同じ高さになっています。

測ったことはありませんが、水深は浅く一定です。

プールの水温、薬剤の管理、温度管理、ろ過循環など、施設の管理が徹底されているからこそ、辰巳はスイマーの聖地といえるのです。

辰巳は、選手が泳ぎやすいよう、記録が出やすいよう、ハード面で様々な工夫がされています。

ソフト面では、中村さんはインタビューのしめくくりで、「我々裏方の第一の仕事は、選手と観客の安全・安心・快適さを確保すること。そこからさらに、水泳に触れた人が体を動かすことの喜びに気づいてくれれば、それはスポーツのみならず、子どもたちの健康、ひいては社会の未来につながると思っています」と語ってみえます。


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