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中高年スイマー テクニックよりストレッチ!健康増進のつもりがかえって逆効果! [クロール(2ビート)上達法]

□2020.12.24
健康増進のつもりで始めた運動なのに、かえって肩や腰、膝を痛めてしまったという話を聞きます。もっと上手になりたいという向上心で頑張りすぎて、かえって体を痛めてしまうようです。

ローテーターカフ損傷
バタフライ教室で、途中からみえなくなった方がおりました。後日お会いしたら、片手クロールで泳いでいました。事情を聞いたら、棘上筋を傷めてしまって、手術を勧められているとのこと、泳いでいるときは痛みを感じないが、就寝時に右肩に刺すような痛みがあるということで、右手を使わず片手で泳いでいるということでした。私も、最近左肩前部に違和感があります。私の場合は、自己診断ですが、上腕二頭筋長頭腱炎とローテーターカフ(棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋)の棘下筋部の腱板損傷のように思います。

肘を立てすぎたハイエルボー
水中家庭教師るいさんが、現役当時の負荷をかけて泳いだら、肩に違和感が生じたといいます。オリンピックを目指したようなスイマーでも、負荷をかけすぎると痛めるんだなぁと思います。るいさんが、肩に違和感を感じた原因として、「プルを肘を立てながら水を後方に押していた。そもそも肘を立てる動作そのものが肩を内旋させる動作です。肩の内旋という動作をすると、いろいろ肩内部の組織を圧迫する。その動作を無理に何度も繰り返すと痛みの原因になる」と解説しています。

肩を痛めないクロール
・グライド時に腕を無理に高く上げない。
・キャッチで無理な肘立てをしない。
・肘を立てる動作と水を押す動作を分ける。
・水を後方に押しながら肘を立てようとすると肩内部が強く圧迫される。
・ローリング動作が小さいのに肘が高いリカバリーは肩内部の圧迫を招く。

テクニックよりストレッチ
私がなぜ肩を痛めてしまったのか考えてみると、少しでも上手になりたいと思い、体に相談せず上級者のテクニックを模倣したからです。無理な形をとると、老若男女誰でも肩を痛めるといいます。中高年は、体に柔軟性がなくなってきているので、体に相談せず上級者のテクニックを真似すると必ず肩を痛めます。中高年スイマーは、怪我をしないためにも、テクニックより、まず平素からストレッチを心がけ、ストレッチを習慣づけることで、いつまでも水泳を楽しみたいと思います。

水中家庭教師るいさん
【水泳】肩が痛い!【痛めない・痛みを軽減させる泳ぎ方】を考えてみる